夜になっても暑い…… その熱帯夜 本当の正体をご存知ですか?
2026/08/03
こんにちは。Rossiです。
今日は、子育て中のご夫婦からのご質問です。
「子どもが、夜になっても暑くて眠れないみたいなんです」
「エアコンをつけているのに、部屋がなかなか涼しくならなくて……」
夏になると、同じように感じる方も多いのではないでしょうか。
外はもう暗くなっている。
太陽も沈んでいる。
それなのに、部屋の中はいつまでも暑い。
もちろん、夜間の気温や湿度も大きく影響します。
しかし、寝苦しさを強めている原因は、それだけではありません。
”昼間に蓄えた熱が、夜になって戻ってくる”
昼間、強い日差しを受けたコンクリートの建物や屋根、ベランダ、道路などは、大量の熱を蓄えます。
日が沈んだからといって、その熱がすぐになくなるわけではありません。
周囲の温度が下がり始めると、蓄えられていた熱が少しずつ外へ放出されます。これが再放熱です。
その熱は、主に遠赤外線として周囲へ放射されます。
夜になっても建物や道路からじわじわと熱が放出されるため、私たちは空気の温度だけでなく、周囲から受ける放射熱によっても暑さを感じています。
つまり、夜の寝苦しさには、
昼間に蓄えられた熱が、夜になって返ってきている
という側面があるのです。
遠赤外線なら、断熱フィルムが効くのでは?
ここで、こんな疑問が浮かぶかもしれません。
「遠赤外線なら、断熱フィルムを貼れば防げるのでは?」
確かに、断熱フィルムには遠赤外線を反射する働きがあります。
ただし、一般的な窓ガラスフィルムは室内側に施工します。
断熱フィルムが主に効果を発揮するのは、冬場などに室内から窓へ向かう遠赤外線を反射し、室内の熱を逃がしにくくする場面です。
一方、熱帯夜に屋外の建物や道路から放射される遠赤外線は、窓の外側から届きます。
室内側に施工した断熱フィルムでは、屋外から届く遠赤外線を直接反射する効果は、ほとんど期待できません。
断熱フィルムだから、夏の夜の放射熱にもそのまま有効というわけではないのです。
遮熱フィルムが得意なのは、昼間の日射熱
遮熱フィルムが得意とするのは、太陽光に含まれる近赤外線、つまり昼間の日射熱を抑えることです。
夜になってから屋外の再放熱を直接止めるものではありません。
では、熱帯夜の対策として窓ガラスフィルムは意味がないのでしょうか。
そんなことはありません。
昼間、窓から入り込む日射熱を遮熱フィルムで減らせば、室内の床や壁、家具などが蓄える熱も抑えられます。
室内にため込む熱が少なくなれば、日が沈んだ後も部屋が冷えやすくなり、エアコンの負担を軽くすることにつながります。
つまり遮熱フィルムは、
夜の遠赤外線を直接止めるのではなく、昼間のうちに室内へ熱を入れすぎないことで、夜の寝苦しさを和らげる
という考え方です。
遮熱と断熱は、似ているようで役割が違います
遮熱フィルムと断熱フィルム。
どちらにも「熱」という言葉が使われますが、得意とする熱の種類や働く方向は異なります。
- 遮熱フィルムは、昼間の日射熱を抑える
- 断熱フィルムは、室内の熱を外へ逃がしにくくする
大切なのは、名前だけで製品を選ぶことではありません。
いつ、どこから来る熱に困っているのか。
そこを考えて初めて、必要なフィルムが見えてきます。
子どもがぐっすり眠れる部屋に
子どもが夜中に暑くて目を覚ます。
朝になっても疲れが取れず、元気に起きられない。
親御さんとしては、何とかしてあげたいと思いますよね。
窓ガラスフィルムは、熱帯夜をなくす魔法の製品ではありません。
夜間の気温や湿度、建物の構造など、暑さにはさまざまな原因があります。
それでも、昼間に窓から入り込む熱を減らすことで、夜になってから部屋を冷やしやすくするお手伝いはできます。
子どもたちが朝までぐっすり眠り、元気に一日を始められること。
そのために、窓からできることを一緒に考える。
それも、私たちの仕事です。
-Rossi
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高伸プランニング株式会社
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