高伸プランニング株式会社

同じ目隠しフィルムなのに評価は真逆?「障子みたい」の二つの意味

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同じ目隠しフィルムなのに評価は真逆?「障子みたい」の二つの意味

同じ目隠しフィルムなのに評価は真逆?「障子みたい」の二つの意味

2026/10/19

こんにちは、Rossiです。

窓ガラスフィルムには、さまざまな性能を表す数値があります。

可視光線透過率、反射率、紫外線透過率……。

私たち施工店は、こうした光学特性や実際のサンプルを確認しながら、お客様のご希望に合ったフィルムをご提案しています。

ところが先日、

「数字やサンプルだけでは、どうしても分からないことがある」

と改めて感じる出来事がありました。

しかも、わずか1か月の間に。

同じ足立区で、同じ目隠しフィルムを施工した2軒のお客様から、まったく正反対ともいえる感想をいただいたのです。

面白いことに、お二人から出てきた言葉は同じでした。

「障子みたい」

さて、何が違ったのでしょうか。

 

 

2026年7月11日 A様邸での施工

最初は、足立区のA様邸です。

目隠しを目的として採用したのは、3Mの「ミルキーホワイト」。

施工するのは出窓でした。

フィルム選びの際には、カタログだけで決めたわけではありません。

A4サイズ程度の実物サンプルを用意し、実際の窓ガラスに当てて、お客様にも見え方を確認していただきました。

そのうえで採用を決定。

そして施工当日。

ご指定いただいたミルキーホワイトを、予定どおり施工しました。

ところが、完成した窓をご覧になったお客様から出た言葉は、

「なんか違うんですが……」でした。

私も一瞬、「え?」となりました。

もちろん、施工した製品を間違えたわけではありません。

するとお客様から、

「こんなに圧迫感があるとは思いませんでした……」

そして、

「私、本当にこれ選びましたか?」

とまで聞かれてしまいました。

これは困りました。

幸い、現地調査の際に採用するフィルムを記載した打合せ記録をお渡ししていましたので、一緒に確認することができました。

間違いなく、お客様と確認して決めた製品です。

それでも、

A4サイズで見たときと、窓全面に施工したときでは印象が違った。

お客様がおっしゃったのが、

「障子を貼ったみたい」

という言葉でした。

 

 

A4サンプルでは分からなかった「圧迫感」

ここは、私自身も考えさせられました。

A4サイズのサンプルを窓に当てたとき、フィルムの色や透け方、目隠し具合は確認できます。

でも、その周囲からは外の景色が見えています。

ところが窓全面に施工すると、その景色が一気に見えなくなる。

A様邸は出窓でした。

施工前は出窓の奥に植栽や外の景色が見えていました。

出窓そのものにも奥行きがあります。

そこを全面目隠しにしたことで、視線がガラス面で止まるようになり、それまで感じていた奥行きが失われた。

これが「圧迫感」につながった可能性はあると思います。

ただし、これはあくまで私の推測です。

 

 

実は別の窓ではグラデーションを採用していました

A様邸では、別の箇所にグラデーションタイプの目隠しフィルムも施工しています。

こちらは大変気に入っていただき、以前ご紹介したご相談対応事例では、

「イメージ通りの仕上がりで、とても満足しています。家のほかの箇所についても、追加でお願いすることを検討したいです。」

というお声をいただいていました。

実は、この「ほかの箇所」に今回の出窓も含まれていました。

⇒ 実際のグラデーションフィルム施工事例はこちら

そして全面目隠しを施工してみて、お客様から出たのが、

「ここもグラデーションにすればよかった」

という言葉でした。

必要な部分の視線は遮りながら、透明部分から外の景色も見える。

このお宅、この窓、このお客様にとっては、そちらの方が好みに合っていたのかもしれません。

 

 

そして1か月後――今度も「障子みたい」

2026年8月10日。

また足立区のお客様宅で、目隠しフィルムを施工しました。

B様邸です。

使用したフィルムは、

3M「ミルキーホワイト」

そうです。

A様邸とまったく同じフィルムです。

こちらは掃き出し窓への施工でした。

施工が終わり、お客様に確認していただきました。

すると、「障子を貼ったみたい!」

……また障子です。

一瞬、1か月前の記憶がよみがえります(笑)。

ところが、その次の言葉がまったく違いました。

「キレイ! 思ったよりずーっといい!」

今度は大満足です。

同じフィルム。

同じ足立区。

そして同じ、「障子みたい」という感想。

なのに一方では「圧迫感」。

もう一方では「キレイ」。

正直、

……もう、分かりません(笑)。

 

 

B様邸では、部屋まで明るくなったように見えました

B様邸で印象的だったことがもう一つあります。

ミルキーホワイトを施工したことで、窓から入る光が柔らかく拡散されているように見えました。

そして、その光が天井にも回っている。

私自身、

「施工前より部屋が明るくなったように見えるな」

と感じました。

もちろん、施工前後で照度を測定したわけではありません。

したがって、「実際に室内照度が上がった」という話ではなく、あくまで見た目の印象です。

それでもB様邸では、窓全面が白く柔らかな光を通す面になったことで、室内全体に明るく清潔な印象を与えていました。

A様邸で「圧迫感」と感じられた「障子みたい」が、B様邸では「明るくてキレイな障子みたい」になったわけです。

 

 

出窓と掃き出し窓の違いなのか?

この2軒には、窓の形にも違いがあります。

A様邸は出窓。

B様邸は掃き出し窓。

出窓は、もともと壁より外側へ張り出した空間です。

その先に外の景色が見えることで、室内からさらに奥行きを感じることがあります。

そこを全面目隠しにすると、視線がガラス面で止まる。

一方、B様邸の掃き出し窓では、大きな窓面全体が白く柔らかな面としてまとまりました。

この違いも、お客様の感じ方に影響したのかもしれません。

ただ、「出窓だから圧迫感が出る」と単純に結論付けることはできません。

外の景色、窓の大きさ、室内の広さ、光の入り方、家具の配置。

そして何より、そこに暮らす人がどう感じるのか。

いろいろな条件が重なっているのだと思います。

 

 

光学特性だけでは分からない。だから奥が深い

私たちは窓ガラスフィルムの専門業者です。

フィルムの可視光線透過率を説明することはできます。

反射率も説明できます。

目隠し性能も説明できます。

実物のサンプルを窓に当てて、確認していただくこともできます。

でも、「窓全面に施工したとき、その人がどう感じるのか」

そこまでは数値では表せません。

今回の2軒は、まったく同じ3M「ミルキーホワイト」です。

それでも、

2026年7月11日

「障子みたい。こんなに圧迫感があるとは思わなかった」

そして、わずか1か月後の

2026年8月10日

「障子みたいでキレイ! 思ったよりずーっといい!」

これほど対照的な感想をいただきました。

光学特性は同じです。

でも、「窓」として見たときの印象は同じではありませんでした。

この経験から私たち施工店ができることは、

「サンプルを確認していただいたから大丈夫」

で終わらせないことだと思っています。

全面に施工したら、今見えている景色はどうなるのか。

開放感はどう変わりそうなのか。

全面目隠しではなく、グラデーションという選択肢はないのか。

そうしたところまで含めて、お客様と一緒に考える。

それでも最後の、

「好き」
「落ち着く」
「キレイ」
「圧迫感がある」

までは、私たちにも決められません。

窓の形。

外の景色。

光の入り方。

室内での光の広がり方。

そして、そこに暮らす人の感じ方。

光学特性だけでは、人がその窓をどう感じるのかまでは分からない。

だから、窓ガラスフィルムは奥が深いのです。

……長年この仕事に関わっていても、まだまだ勉強ですね(笑)。

 

-Rossi

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高伸プランニング株式会社
住所 : 東京都足立区千住仲町19−2 ホワイトハイム 303
電話番号 : 03-5284-7680


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