最近、シルバーフィルムをおすすめしにくくなりました
2026/06/24
こんにちは Rossiです。
最近の現地調査で意外に多いのが、
「外から見えないようにしたい」
というご相談です。
道路に面した窓やマンションの低層階では、昼間の目隠し性能を重視される方も少なくありません。
そんな時、昔から定番だったのがシルバー系フィルムです。
昼間は外から室内が見えにくくなり、遮熱性能も期待できるため、多くの建物で採用されてきました。
私自身も長年取り扱ってきた製品です。
ところが最近は、
「実はその窓にはおすすめできません」
とお伝えする機会が増えています。
フィルムが悪くなったわけではありません
シルバー系フィルムの性能が落ちたわけではありません。
むしろ現在でも優れた目隠し性能を持っています。
変わったのは窓ガラスです。
近年の住宅やマンションでは、LOW-E複層ガラスが広く普及しています。
断熱性能や省エネ性能に優れた、とても高性能なガラスです。
しかし、ガラスが高性能化したことで、フィルムとの組み合わせを以前より慎重に考える必要が出てきました。
なぜLOW-Eガラスにシルバーフィルムが難しいのでしょうか
LOW-Eガラスは、特殊な金属膜によって熱の移動を抑える高性能ガラスです。
一方、シルバー系フィルムも金属層を利用して光や熱を反射しています。
つまり、
高性能な反射膜を持つガラスに、さらに反射膜を持つフィルムを組み合わせる
ことになる場合があります。
するとガラス内部の熱バランスが変化し、条件によっては熱割れリスクの検討が必要になります。
もちろん全てのLOW-Eガラスが施工不可というわけではありません。
ガラスの種類や構成によって判断は変わります。
しかし、以前のように
「目隠しならシルバーも有効です」
と単純に提案できない時代になったのは確かです。
昔より選択肢が減ったように感じることがあります
私が業界に入った頃は、単板ガラスや一般複層ガラスが中心でした。
当時はシルバー系フィルムも有力な選択肢の一つでした。
ところが現在はLOW-Eガラスの普及が進み、以前なら施工できた組み合わせが難しくなるケースもあります。
これはフィルムの退化ではありません。
むしろガラスが進化した結果です。
住宅の省エネ性能向上という意味では、とても良いことだと思います。
ただ、目隠し性能を求めるお客様にとっては、選択肢が減ってしまったように感じる場面もあります。
実は少し期待していることがあります
ここからは少し未来の話です。
目隠し性能は欲しい。
でもガラスへの負担はできるだけ抑えたい。
そんな都合の良い技術はないのでしょうか。
実は光学分野では、特定の波長だけを選択的に反射する技術が既に存在しています。
人の目に見える可視光線だけを反射し、熱に関係する赤外線の影響を抑える。
そんな考え方自体は決して夢物語ではありません。
もちろん建築用窓ガラスフィルムとして普及しているわけではなく、コストや耐久性など様々な課題もあります。
しかし、技術そのものは既に存在しています。
私が業界に入った頃、LOW-Eガラスがここまで普及するとは想像していませんでした。
だからこそ、こうした技術がいつか建築用フィルムにも応用される日が来るかもしれない。
そんなことを時々考えます。
ガラスは進化しました。次はフィルムかもしれません
私は35年以上この業界に携わってきました。
振り返れば、ガラスもフィルムも驚くほど進化してきました。
LOW-Eガラスが当たり前になる時代が来るとは、若い頃には想像していませんでした。
だからこそ、次はフィルム側の進化にも期待しています。
目隠し性能。
意匠性。
そしてガラスとの相性。
これらを高いレベルで両立できる製品が登場すれば、現在は施工をおすすめしにくい窓にも新しい選択肢が生まれるかもしれません。
現地調査で、
「貼りたいけれど、おすすめできません」
とお伝えする機会が少しでも減ることを、ひとりの業界人として期待しています。
— Rossi
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高伸プランニング株式会社
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東京都足立区千住仲町19−2 ホワイトハイム 303
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03-5284-7680
東京にてフィルムで効率的に遮熱
東京で目隠しフィルムも用意
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