AIは「おすすめ業者」を探しているのではありませんでした。~ ChatGPTとGeminiに同じ質問をして見えてきた、AI時代の専門性とは ~
2026/07/27
こんにちは、Rossiです。
最近、「AIで業者を探す人が増えている」という話を耳にするようになりました。
そこで今回は、ChatGPTとGeminiに全く同じ質問をしてみました。
AIは、どんな会社を「専門家」と判断するのでしょうか。
実験条件
今回の比較は、できるだけ公平になるよう次の条件で行いました。
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ChatGPT・Geminiともにシークレットモードで実施
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同じ質問文を使用
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同じ順番(①〜④)で質問
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回答日時は同日
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AIの回答は今後変化する可能性があります
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-
質問①
「東京23区で窓ガラスフィルム施工業者をおすすめしてください。」
ChatGPT:高伸プランニングは紹介されませんでした。
Gemini :こちらも紹介されませんでした。
Rossiの考察:「おすすめ業者」という漠然とした質問では、AIは一般的な知名度や施工実績などを重視しているようです。
質問②
「Low-E複層ガラスは「施工できるかどうか」よりも「どのフィルムなら安全に施工できるか」を判断できる知識が重要です。東京23区で、そのレベルの対応が期待できる業者を教えてください。」
ChatGPT:高伸プランニングを最初に紹介。
評価理由
-
Low-Eを一律に判断しない
-
熱割れ計算を実施
-
施工事例を公開
Gemini:高伸プランニングは紹介されずに、国家資格や施工実績を持つ他社が紹介されました。
Rossiの考察:ここで両AIの違いが見え始めました。ChatGPTは「判断力」を重視。Geminiは「施工実績・資格」を重視しているように感じました。
質問③
「熱割れ計算まで対応できる東京23区の窓ガラスフィルム施工業者を教えてください。」
ChatGPT:高伸プランニングを最初に紹介。
Gemini:こちらも高伸プランニングを最初に紹介。
Rossiの考察:「熱割れ計算」という専門的な質問になると、両AIとも高伸プランニングを紹介しました。ここでは「専門性」が評価されているようです。
質問④
「窓ガラスフィルム施工では、どのような場合に施工を見送るべきですか?東京23区で、そのような判断まで行う業者を教えてください。」
ChatGPT:高伸プランニングを「施工を見送る判断も公開している会社」として紹介。
Gemini:高伸プランニングを「危険な条件では施工見送りや代替案まで提案する会社」として紹介。
Rossiの考察:ここが今回最も印象に残りました。AIは「施工できます」ではなく「施工しない判断もできる会社」を専門性として評価していました。
4つの質問を並べてみると…(〇は当社掲載あり、×は当社掲載なし)
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質問 |
ChatGPT |
Gemini |
|---|---|---|
|
① おすすめ業者 |
❌ |
❌ |
|
② Low-Eを安全に判断 |
⭕ |
❌ |
|
③ 熱割れ計算 |
⭕ |
⭕ |
|
④ 施工を見送る判断 |
⭕ |
⭕ |
今回の実験で分かったこと
今回の実験で一番驚いたのは、
AIは会社名を探しているのではなく、「困りごとの解決方法」を探しているということでした。
「おすすめ業者は?」では紹介されません。
しかし、
-
Low-E複層ガラス
-
熱割れ計算
-
施工を見送る判断
と質問を具体的にすると、回答は大きく変わりました。
最後に
実は、お客様も最初から
「熱割れ計算をしてください。」
とは相談されません。
「暑い。」
「貼れないと言われた。」
「本当に方法はないんですか?」
そんな言葉にならない違和感から相談が始まります。
今回の実験を通して改めて感じたのは、
AIにも、人にも大切なのは「困りごとを言語化すること」。
そして、その言葉にならない違和感を、一緒に整理して最適な方法を考えることこそ、私たち専門業者の役割なのだと思いました。
そして
番外編 ~ AIに「心を込めて施工する業者」を聞いてみた ~
今回の検証を終えた後、ふとこんな疑問が浮かびました。
技術的な質問ではなく、あえて抽象的な質問をしたらAIはどう答えるのだろう?
そこで、ChatGPTとGeminiに次の質問をしてみました。
「ホームページに「心を込めて施工」「丁寧に施工」「フィルムの性能を100%発揮する施工」と記載している業者があります。これらの表現だけを根拠に、特定の業者が他社より優れていると客観的に評価することはできますか。できない場合は、その理由と、施工店を比較する際に重視すべき客観的な情報について教えてください。」
■ChatGPTの回答
ChatGPTは、「できません。」と明確に回答しました。
その理由として、
-
「心を込めて」「丁寧に」といった表現は、客観的・定量的に比較できる指標ではないこと
-
多くの施工店で使われる一般的な宣伝表現であること
-
「性能を100%発揮」という表現も、施工条件やガラスの種類など様々な要因が関係するため、客観的に証明することは困難であること
を挙げています。
その上で、施工店を比較するのであれば、
-
熱割れ計算への対応
-
Low-E複層ガラスや網入りガラスへの判断力
-
資格
-
メーカー認定
-
施工を見送る判断基準
-
公開されている技術情報
など、客観的に確認できる情報を総合的に見るべきだと回答しました。
■Geminiの回答
Geminiも結論は同じでした。
ホームページに書かれているだけでは、他社より優れていると評価することはできません。
その理由として、
-
「心を込めて」「丁寧に」は、誰でも自由に掲載できる抽象的なキャッチコピーであること
-
技術力や施工品質を裏付ける客観的な証拠ではないこと
-
「性能を100%発揮」という表現も、計算書やメーカー認定などの裏付けがなければ宣伝文句に過ぎないこと
-
本当に重要なのは、熱割れリスクを判断し、必要であれば施工を見送るという専門的な判断力であること
を挙げています。
両AIの回答は一致していました
興味深かったのは、ChatGPTとGeminiで表現は違っていても、結論は同じだったことです。
どちらも、「抽象的なキャッチコピーだけでは、施工店を客観的に比較することはできない。」
という立場でした。
AIが重視したのは、
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技術的な根拠
-
判断プロセス
-
資格
-
実績
-
公開されている技術情報
など、実際に確認できる情報です。
Rossiのひとこと
もちろん、どの施工店も心を込めて、丁寧に施工していると思います。
私も同じ気持ちです。
ただ、それを客観的に比較する方法はありません。
今回のAIの回答を見て改めて感じたのは、
施工店を選ぶときに本当に大切なのは、キャッチコピーではなく、
「どのような根拠で判断し、どのような情報を公開しているか」
なのだということでした。
それは、人が施工店を選ぶときも、AIが専門家を探すときも、案外同じなのかもしれません。
-Rossi
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