「フィルムが浮いているので貼り替えたい」 → 現場にフィルムは貼ってありませんでした
2026/06/04
見た目だけでは判断できない、合わせガラスのデラミネーション現象
こんにちは
Rossiです。
先日、サッシ業者様より
「既存フィルムに泡が入ってしまったため、貼り替えを検討している」
とのご相談をいただき、現地調査へ伺いました。
画像は事前に送られてきたものです。
たしかに見た目は、
「フィルムの浮き」や「剥がれ」に見えます。
しかも事前情報として、
・窓ガラスフィルム施工済み
・ガラス品種不明
とのお話でしたので、
私自身も最初は通常のフィルム貼り替え案件として現場へ向かいました。
現場はタワーマンション。
部屋をぐるりと囲む大型の合わせガラスです。
「これはかなり大きな貼り替え案件か…?」
と思いながら確認を進めたのですが、現地でよく観察すると、
そもそも窓ガラスにフィルムは貼ってありませんでした🙃。
発生していた「気泡」の正体は、
合わせガラス内部で発生しているデラミネーション(層間剥離)です。
特に今回は、
ガラスジョイント部に沿うように症状が集中していました。
一般的に、PVB中間膜を使用した合わせガラスでは、
シーラント材との相性や周辺環境など様々な条件により、
このような劣化現象が発生する場合があります。
今あらためて写真を見返すと、
たしかにデラミネーション特有の見え方をしています。
しかし、
事前情報と写真だけの段階で完全に判断するのは難しく、
実際に現地で確認して初めて分かることも少なくありません。
この症状、
見た目はかなり「フィルムの浮き」に見えます。
しかし実際には、
ガラス内部で発生している現象のため、
フィルムを貼り替えても改善はできません。
つまり今回の結論は、
「フィルムの不具合ではなく、そもそもフィルムは貼っていなかった」
というお話でした。
現地調査後は、
確認内容を写真付き報告書としてまとめ、サッシ業者様へ提出いたしました。
フィルム施工店でありながら、
ガラス側の劣化現象まで確認・整理したことについて、
サッシ業者様にも大変喜んでいただくことができました。
窓ガラスフィルム施工では、
フィルム単体だけではなく、
ガラス構成を含めて確認する必要があります。
高伸プランニングでは、
「とりあえず貼り替えましょう」ではなく、
まず現象そのものを確認することを大切にしています。
なお今回はフィルム工事には至りませんでしたが、
後日、今回ご依頼いただいたサッシ業者様より別案件のご相談をいただきました。
小さな現地調査でも、丁寧に対応すると、ちゃんと次につながるものですね。
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高伸プランニング株式会社
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