「グレー」と「ニュートラルグレー」は何が違うのか
2026/07/13
こんにちは。Rossiです
窓ガラスフィルムやガラス製品の説明で、「グレー」と「ニュートラルグレー」という表現を見かけることがあります。
一見するとどちらも“灰色”ですが、光学的には少し意味が異なります。
一般的なグレー系フィルムは、見た目は灰色でも、実際には可視光線の一部の波長を強めに吸収している場合があります。
例えば、
- 青みが強く見える
- ややブロンズっぽく見える
- 緑がかって見える
といった色クセを持つことがあります。
これは、人の目にはグレーに見えていても、分光特性としては赤・緑・青の透過バランスが完全に均一ではないためです。
一方、「ニュートラルグレー(Neutral Gray)」は、可視光線全体をできるだけ均等に減衰させる考え方の色調です。
簡単に言えば、
「赤だけ強く落とす」
「青だけ残る」
といった偏りを抑え、赤・緑・青をバランスよく暗くするイメージです。
光学的には、可視光線全域にわたって透過率をなるべくフラットに近づけることで、自然な見え方を目指しています。
そのためニュートラルグレー系のフィルムは、
- 景色の色変化が少ない
- 白色が自然に見えやすい
- 肌色が不自然になりにくい
- 室内外の印象が落ち着く
といった特徴があります。
特に建築用途では、「遮熱性能」だけでなく「見え方の自然さ」を重視するケースも多く、高品質なスパッタフィルムや多層光学フィルムでは、このニュートラルグレー方向の色設計が採用されることがあります。
もちろん、“どこまでニュートラルか”は製品によって異なります。
同じグレー系でも、実際に見ると青っぽく感じるもの、ブロンズ寄りに見えるものなど様々です。
カタログ上の色名だけで判断せず、実際の見え方や分光特性を確認することも大切です。
窓ガラスフィルムは、単に「暗くする」「遮熱する」だけでなく、“どう見えるか”も非常に重要な性能のひとつ。
「ニュートラルグレー」という言葉には、そうした自然な視認性へのこだわりが含まれているのです。
窓ガラスフィルムは、単に「暗くする」「遮熱する」だけの製品ではありません。
実際には、“どのように光をコントロールするか”によって、景色の見え方や空間の印象は大きく変わります。
同じグレー系フィルムでも、青っぽく感じるもの、ブロンズ寄りに見えるもの、そして自然な色合いを保ちながら明るさだけを落とすニュートラルグレー系など、その特性はさまざまです。
だからこそ私は、性能数値だけでなく「実際にどう見えるか」を大切にしています。
カタログでは伝わりにくいこうした違いも、今後少しずつ現場目線でお伝えしていければと思います。
最後にそもそも「ニュートラル」は「偏りがない」という意味です。
人柄的にもニュートラルでいたいなあなんで思います。
— Rossi
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