高伸プランニング株式会社

「遮蔽係数」と「赤外線カット率」の違い

お問い合わせはこちら

「遮蔽係数」と「赤外線カット率」の違い

「遮蔽係数」と「赤外線カット率」の違い

2026/07/01

こんにちは

Rossiです。

 

ガラスフィルムの遮熱性能表示、どこまで信じて良いのでしょうか?」と疑問に感じたことはありませんか。

遮熱性能の指標数値には「遮蔽係数」が最適なのですが、それとよく似たものに「赤外線カット率」があり、数値の見せ方で戸惑う場面が多くあります。

中には「遮蔽係数」と「赤外線カット率」がゴッチャになってる方もいらっしゃって、説明するのも大変です。

 

「赤外線カット率」は業界内で統一された測定規格(JISやISOなど)が存在せず、各社が都合の良い波長(例:最もカット率が高くなる特定の波長や、地表にほとんど届かない長波長側)の数値を公表しているケースが散見される。

日本ウィンドウフィルム工業会に所属するメーカーは「遮蔽係数」を遮熱性能指標とすることで徹底されているようですが、メーカーによっては遮蔽係数ではなく「赤外線カット率」を優先しているところもあります。

某メーカーは自社ホームページで「赤外線カット率99.9%!」と謳ってます ( ゚Д゚) すご~

これを見ると「暑さ99.9%カット」と勘違いしますよね!?

まず「赤外線カット率=遮熱率」ではありません。

太陽エネルギーの約50%は可視光線(光)に、約5%は紫外線に含まれており、仮に赤外線を100%カットしても、太陽熱の約半分は室内に入り込みます。エネルギーが最も強い780nm付近のカット率が低くても、エネルギーがほぼゼロの2500nm付近をカットすれば「赤外線カット率 99.9%以上」と謳うことが可能なのです。

”性能インパクト”を偏重する新規参入メーカーにありがちな手法でもあります。

 

当社は赤外線カット率で性能評価はしません。

なぜなら 真の遮熱性能を比較するための正しい規格は「遮蔽係数」だから。

他社製品と公平に比較し、実際の省エネ効果や遮熱効果を測るには、公的規格(JIS A 5759 など)に基づいた遮蔽係数を確認する必要があります。

遮蔽係数(SC値)は3mm 厚の透明ガラスの流入熱量を1.0とした比率のことで数値が低いほど遮熱性能が高いということになります。

遮蔽係数は紫外線・可視光線・赤外線の全波長をカバーし、地表に届く太陽光のエネルギー分布(重価係数)を考慮し、さらにフィルムが吸収した熱の再放射(室内への逃げ)まで計算に入れた厳格な数値です。

例を挙げると遮蔽係数0.6の遮熱性能は100 分率にした数値(0.6×100=60)を100から減じた値(100-60=40)です。

つまり、遮熱率は 40%という理解で問題ありません。

ただし、あくまでも日射熱の遮熱ですので、部屋の温度が40%下がるということではないので注意してください。

 

私が一番困ってしまう質問

「このフィルムを貼ったら何度下がりますか?」

「10度下がります」といえば 冬なんか室内がマイナス温度になってしまうかもしれませんから。

私からは過去の実証実験データから参考事例を紹介するのが精一杯です。

すみません...

 

余談ですが

遮熱フィルムでかなり特異な性質を持つ有名な多積層フィルムシリーズがあります。

その中でも一番明るいタイプはほぼ透明でありながら、遮蔽係数はかなり優秀で他社製品とは一線を画すような遮熱性能です。

ところが遮熱の体感性能は遮蔽係数からの期待とは違い、それほど強くありません。

専門的になってしまいますが、この製品はJISの遮蔽係数計算での重価係数の取り方を逆手に取ったような設計構造になっており

「これはうまくできてるなあ」と感心します。

この製品は例外として 他製品はほぼ「遮蔽係数」が遮熱性能といって間違いありません。

----------------------------------------------------------------------
高伸プランニング株式会社
住所 : 東京都足立区千住仲町19−2 ホワイトハイム 303
電話番号 : 03-5284-7680


東京にてフィルムで効率的に遮熱

東京で新しい製品へと貼り替え

----------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。